医師 求人のナビサイト
医師の活躍の場も多様化しており、医療機関・介護施設だけでなく企業・学校などにおいても、医師を求める声が出てきています。
地方の医師不足が進み、医療機関の経営や地域医療体制に支障が出ているところもあり、求人情報の充実による人材流動化が期待されています。
一気に自由化して専業農家の競争力まで削り落してしまったら、この仕事にあぶれた専業農家はどこへ行くのか。
とても企業の中で吸収できる余力はない。
日本の企業があまりにも効率本位で走りすぎたから、貿易摩擦が激化し、そのツケを農家が支払わされているところもある。
サラリーマン善玉、農民悪玉論は、ちょっと片手落ちのところがある。
経済大国日本は世界で一番か二番目に強いといわれているが、私は必ずしもそう思っていない。
所詮、資源のない国だからモノ作りと貿易をベースにしないと勝てない固なのである。
いわばハードの余力がソフトである。
ソフトだけで舞い上がれるものではない。
つまりいってみれば、片肺飛行の経済大国である。
ところが貿易という戦略が破綻している。
これまでなじみのなかった現地生産や内需拡大を本気でやらざるをえないところに追いこまれている。
われわれのような単一民族が突知としてそういうあまり得意でない状況へ追いこまれたところに、今日の企業社会の混乱がある。
つまり、戦略という大きな観点でみると生産性と効率主義、輸出膨脹政策は破綻している。
鉄も弱電も、自動車も日本は勝った。
ハイテクでもすでにアメリカを圧倒しているところがある。
勝った、勝った、また勝ったと空騒ぎしすぎてきた。
たしかに戦術部分は勝ってきたが。
だから意外にもろいところがある。
M、Tにしても、圏内では合理化を懸命にやった。
一部、海外生産もやっている。
しかしだからこそ次の明確なきめ手がないところまできている。
たしかに、TもMも、日本的経営で現地のブルーカラーは使いこなせるだろうが、ホワイトカラーなかんずくエリートは使えない。
ブルーカラーだけ使いこなすのがうまいだけなら、韓国企業にかなうわけはない。
Tの凄味はよくわかるが、私はTがいわれるほどのエクセレント・カンパニーだとは思っていない。
Tの最大の問題点は圏内市場の五〇%を取った、あるいはアメリカへ出ていった、ヨーロッパへ出ていった、圧倒的に生産性と品質管理のすぐれたクルマをどんどん輸出していったというように戦闘や戦術的な部分ではもうこれほど強い企業はないともいえるが、そこからどうする、というシナリオがないところまで追い込められたということなのである。
その強すぎるところ、効率のよすぎるところが、むしろ短所になる。
Tの短所は日本株式会社の短所でもある。
日本の企業社会は、輸出膨脹政策をこれ以上とることができない。
そのシナリオが途中どこかでおかしくなってしまった。
われわれは日本株式会社の戦略なりシナリオが狂い出したことを冷静にうけとめる勇気をもたねばならない。
そのことはたぶん、アメリカもヨーロッパもわかっているはずである。
いまの円高など一連の貿易摩擦の激化に、戦略面における日本株式会社の強さと弱さがもろに出ている。
矛盾したいい方だが、日本は強いが故にかくも苦しみ、あるいは弱いが故にかくも苦しんでいるのである。
そのへんのところをはっきり見抜いているのは、むしろ韓国ではないか。
韓国の二代目のエリートたちは、アメリカにだけ目を向けている。
一代目のような、日本に対する感傷はない。
一代目は、日本に対して反感と親近感の両方に魂が引き裂かれているが、二代目はもっとさめた気持ちで日本をみている。
マルクも、円との共倒れを避けるために、一目散で逃げ出した。
ドイツにはヨーロッパという逃げ込める場所がある。
円は孤立している。
オイルショックのときに、日本が切り抜けられたのは、単に合理化と生産性向上によるものだけではない。
アメリカやヨーロッパだけが相手だったから、あるいは値上げも可能であった。
ところがいまは韓国、台湾という日本を追い上ける存在があるから容易に値上げできない。
また保護貿易という切り札を抜くことも、むずかしい。
日本が経済制裁を加えても、欧米はわれわれが考えるほどダメージは大きくない。
日本のかわりを韓国あたりにやらせればいいじゃないか、というわけである。
造船でも鉄鋼でもたぶんこれから業界再編成に向かわざるをえないだろう。
何しろメーカーの数が多すぎる。
アメリカが円高攻勢で日本をはげしく揺さぶってきたのは、そういう面もある。
たんにドル安の問題だけではない。
私が韓国へ行ってわかったのは、韓国の、ことに次代の政財界のエリートは、アメリカと本気で組もうとしているが、日本には案外冷やかだということである。
戦術レベルではともかく、戦略レベルで日本と組む必要性があまりない。
韓国のある若い経営者に「だってアメリカの市場はアメリカのものですよ」といわれて、ギクッとしたことがある。
戦争でも相手の陣地へ圧倒的な勢いで攻めたてたが、なおかつ勝負の最後の切り札は向こうに握られている戦争など、いくらでもある。
たとえばナポレオンのロシア攻めや日中戦争がそれである。
日本経済の輸出攻勢も、いわばそういうものである。
日本の推理小説とアメリカの推理小説しかもソフト化・サービス化時代は、日本がかならずしも得意とはいえない。
日本人はモノ作りが得意なのである。
学校教育からしてモノ作り専用に育てている。
二十四時間会社人間で、むだとか、ゆとりとか、遊びの分野は非常に弱い国民である。
受験秀才は、手本やモデル、教科書があって、かならず解ける問題をやるのが一番お得意である。
ソフト化・サービス化というのは、いろいろな解釈があるが、私はもっと単純に解釈すべきだと思う。
ソフト化とかサービス化というのは、要するにアメリカのエンターティメントと日本のエンターティメントはどちらがおもしろいか、どちらのスケールが大きいかの問題である。
あるいは日本の推理小説とアメリカ、イギリスの推理小説は、どちらがおもしろいかというレベルの問題である。
そうすると、まだまだかなりの遅れがある。
つまり、日本の企業エリートは教養や趣味のレベルで一流になるように育てられていない。
日本のベンチャー企業に凄味が欠けているのは、あきらかに人材不足である。
アメリカは、コニリートがベンチャーへ行く。
大企業へ行くのはステータスのシンボルでもなんでもない。
だからアメリカのベンチャー企業のなかには、これはと目をむくすごいのがいる。
最近、ドラッカーもいっていたが、日本は産業構造の変化に伴うややこしい問題は全部先送りしている、だからむしろこれから本当に困難な問題に直面するであろうと。
たまたま私もある外国のエコノミストと話し合ったが、やはりドラッカーと同じことをいっていた。
要するにアメリカは鉄鋼も自動車も日本に負けたのではない、それはあくまで事実の、ある側面にすぎない。
アメリカではすでに鉄鋼とか自動車、弱電がリード産業の時代は終わっている。
要するに問題は、論点をどこに置くかということである。
アメリカは早々とソフト化・サービス化の時代に入ってしまっている。
ところが日本はモノ作りからソフト化・サービス化の社会へ入ろうというところで、ちょっとおかしくなってきた。
そのターニングポイントで屋台骨がグラグラ揺れている。
しかもいまの人材の育て方が、二十四時間会社人間で、凡帳面で真面目で勤勉な任務遂行型の典型的な下士官タイプであり、アイデアとかゆとりとかむだとか、そういうソフトの面の大事さを教えていない。
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